トップページ > 制作事例 > 広報・CSR系 > 穴吹興産α誌77号特集
CL :
穴吹興産
MD :
広報誌「α」第77号
TL :
特集「THE SHAKKEI ~借景~」

西日本を中心に全国に分譲マンション事業を展開するクライアントの、山陰地区での本格展開における記念碑的プロジェクトの進行をほぼリアルタイムで追ったCSR性の極めて高いパブリシティ記事。松江市郊外の旧松江藩家老屋敷跡地に建設計画が進んでいた同案件。問題は敷地のほぼ中央に樹齢三百年を超える見事な枝垂れ桜があったこと。敷地の形状と桜の位置から建設上切り倒しは必須で、土地の売主もそれを承知で売却。しかし地元民にこよなく愛されていた桜の保護と案件の両立のためにプロジェクト責任者の松江支店長以下スタッフが奔走。広島支店長も協力してベテラン植樹医を見出し、成功の確率の低い大木の敷地内移植を決断。これらの過程は地元新聞にも報道され、支援の輪が広がった結果、景観保護を進める松江市も協力に動き移植費の半額を負担。その年の冬移植を決行し、翌春桜は奇跡的に開花した。本案件の取材はこの過程で始め、見事な枝垂れ桜の望めるマンションの竣工を念頭に、日本庭園の美しさで世界的に有名な地元の足立美術館をモチーフとして、特集テーマを「借景」と決定。同美術館の全面協力によって撮影を進め、同時に案件担当者及び松江市担当課長等の関係者インタビューを含めて、グループのCSRレポートの形式で全体を構成した。

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